准将のジオンな日々

機動戦士ガンダム外伝 〜栄光のジオン〜 製作者准将のブログ

機動戦士ガンダム外伝 〜栄光のジオン〜 第2話


第2話 戦争前夜

「マッド准将、こちらはジオン本国です。応答願います。」
ルウムは2日後、忙しい状況を本国は知らないのだろうか?
「こちらはマッド准将だ。何事だ!」
「こちらはジオン本国、レオン少佐です。緊急事態が発生しました。連邦軍は予想より速く行動しています。ルウムは明日です…」
「な、何?まだ準備は完了していないんだぞ!それに私のザクの武器も届いてないのだが。」
「そのことなのですが、パプア級を向かわせました。其方にあるはずです。」
「了解した。」
「あなた方の健闘を祈ります。」
「ありがとう。そちらもな」
「はいっ!」
通信が終わった。しかし準備は終わらない。

数分後・・・
「准将、パプア級が到着しました。」
「そうか、中身は?」
「准将のザクの対艦ライフルと謎の兵器が有りまして…」
「その謎の兵器とはなんだ?」
「詳しくはこれをご覧ください。」

その資料には「モビルアーマー」と言われる兵器が書かれていた。
モビルスーツとは違う形状をしていて、大出力ビーム兵器搭載と宣伝されていた。

「メガ粒子砲にクロー付きか、コンペに落ちた『MIP-X1』の改造版だな。」
「ええ、これが5機配備されるようです。」
「全部パプア級に積み込め、とりあえず使ってみるか。」
そのとき、この兵器の真の実力を知るものはいなかった。

「これより作戦説明をする。心して聞いてくれ。我が部隊はグワジン級が一隻、ムサイ級が二隻、パプア級が一隻の計五隻となる。各艦船から兵器を出撃させて攻撃する。」
「准将、場合によっては艦隊戦となることもありますか?」
「ああ、我が部隊の任務は陽動だ。敵の最前線での作戦行動となる。おそらく、あるだろうな、艦隊戦。」
「そうですか、しかしグワジン級なら沈むことはないでしょうね。」
「そうだな、これで作戦説明を終わりにする。最後に、絶対に死ぬなよ!」
「はっ!了解!!」
部隊全員の想いは一つとなった。

そして決戦の日、ルウムにマッド准将率いる第18特務部隊はいた。