機動戦士ガンダム外伝 〜栄光のジオン〜 第1話
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第1話 ルウム戦役に光芒の光有り
U.C0079 ルウム戦役に話は遡る。連邦軍レビル将軍は第一連合艦隊を率いて、サイド5通称ルウムへ向かった。連邦軍とジオン軍の戦力差はおよそ三対一、誰もが連邦軍の勝利を絶対視していた。しかし、ただ一人、ジオン軍の勝利を確信していた者がいた。それはマッド・エアライン准将である。マッドはジオン軍にMSというものを開発させた中心メンバーの一人である。
宇宙要塞ソロモン格納庫 そこには多くのザクがあり、次から次へと戦艦に運ばれている。来たるべき合戦は数日後、グワジン級戦艦もその準備中であった。
「グワジンにザクを積み込め!ジョン中尉、私のザクの様子はどうだ?」
「准将、それがですね、まだ対艦ライフルが届いてないようなのですが…」
「まあ仕方のないことだろう。本国に直ぐに送るよう伝えろ。」
「はっ、了解しました。」
ただ一つだけの特別なザク。MS-06R-1S高機動型ザク。ただの高機動型ザクではない、対艦ライフルにヒートサーベルと言われる格闘武器、マシンガンも二丁持ちだ。
それは今、グワジンに積み込まれた。来たるべき合戦のために。
「マッド准将、こちらはジオン本国です。応答願います。」
急な伝令だった。